民事再生におけるスポンサーの探し方は?見つからないときの対処法も解説

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民事再生には複数の手法があります。その1つがスポンサーの支援を受けて事業再建を目指す「スポンサー型」です。
スポンサー型は、当然ながらスポンサーが見つからなければ行うことができないため、探し方について理解しておく必要があります。
そこで本記事では、民事再生におけるスポンサーの探し方や見つからないときの対処法について詳しく解説します。
この記事の監修者
弁護士法人 梅田パートナーズ法律事務所
代表弁護士 西村 雄大
| 資格・登録機関 |
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|---|---|
| 所属団体 |
今回の記事で書かれている要点 (目次)
民事再生における「スポンサー型」とは
民事再生におけるスポンサー型とは、スポンサーから貸付や出資といった資金援助を受けて事業再建を目指す手法です。なお、スポンサーに事業譲渡して会社を清算する方法もスポンサー型に分類されます。
民事再生におけるスポンサー型を選ぶケースや他の手法との違いについて詳しくみていきましょう。
スポンサー型を選ぶケース
事業再建には資金が必要ですが、手形の不渡りや借金の滞納、買掛金の未入金などがあると、金融機関や取引先との信頼関係が失われています。この場合、自力や関係者との協力による事業再建が難しいため、スポンサー型を選択することになるでしょう。
スポンサー型の民事再生ではスポンサーの存在を公表できるため、企業の信頼回復につながるというメリットがあります。また、スポンサーが持つ資金力に加えて、ノウハウや実績、取引先なども活用可能なため、再建のみならずその後の成長も期待できます。
自力再建型との違い
民事再生は、スポンサー型のほかに「自力再建型」もあります。自力再建型とは、スポンサーをはじめとする第三者に関わることなく、自社の事業によって得た収益だけで事業の再建を図る手法です。債務を減らすことで事業継続できるうえに、十分な利益が出ている場合に選択します。
ただし、民事再生手続きを行うと金融機関からは新規融資を受けることができなくなったり、当座取引が停止されたりするため、資金繰りが厳しくなって事業継続が不可能になる可能性があります。
| 手法 | 特徴・資金源 | メリット・注意点 |
|---|---|---|
| スポンサー型 |
外部支援を活用 スポンサー企業からの出資や融資、事業譲渡代金などを原資に再建を図る。 |
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| 自力再建型 |
自助努力のみ 第三者の支援を受けず、自社の事業収益のみで弁済・再建を図る。 |
|
▲ 表は横にスクロールしてご覧ください
民事再生のスポンサー型の種類
民事再生のスポンサー型には、いくつかの手法があります。それぞれの特徴について詳しくみていきましょう。
事業譲渡
複数の事業を経営している場合は、その一部をスポンサーに譲渡し、現状の会社を清算する方法があります。
会社分割
会社分割を行い、スポンサーに新設分割会社の株式を譲渡したり、スポンサーに対して吸収分割を行ったりする方法があります。
株式譲渡・募集株式の引き受け
スポンサーへの株式譲渡や、株主が保有する全株式をゼロにして新しいスポンサーに株式を割り当て、出資を受ける方法があります。
プレパッケージ型民事再生
プレパッケージ型民事再生とは、スポンサーを決定し、支援を受けることが決まった状態で民事再生を申し立てる手法です。民事再生前にスポンサーを確保しておくと、企業の信頼性の低下や社員・取引先などの不安を軽減できます。
| 手法名 | 内容・特徴 |
|---|---|
| 事業譲渡 | 事業の一部または全部をスポンサーへ売却し、その対価を債権者への弁済に充てる。残った元の会社は清算されることが多い。 |
| 会社分割 | 優良事業を切り出して新設会社やスポンサー企業に移転させる(吸収分割など)。不採算部門と切り離して再生を図る際に有効。 |
| 株式譲渡 第三者割当増資 |
既存株式の譲渡や、100%減資後に新たな株式をスポンサーに割り当てることで、スポンサーが株主(親会社)となり資金注入を受ける。 |
| プレパッケージ型 民事再生 |
【進行手法】 申立て前にスポンサーを決めておく方法。開始直後から再建の道筋が見えるため、ブランド棄損や取引離脱を最小限に抑えられる。 |
ただし、民事再生の申し立ての前段階では経営状況に問題があるため、スポンサー選定の時間を確保できないケースも多いでしょう。
民事再生におけるスポンサーの探し方
それでは、民事再生におけるスポンサーはどのように探せばよいのか詳しく解説します。
よく知る会社に直接交渉する
会社に直接交渉することで情報漏えいのリスクを軽減できます。ただし、会社再建に成功するかどうかが不確定な状況で、スポンサーになってくれる企業を探すことは困難です。普段からよく知る会社に直接交渉してみてもよいでしょう。また、債権者である金融機関に相談すると、取引企業を紹介してくれる場合があります。
入札
複数のスポンサー候補を見つけたうえで、入札を行う方法があります。複数の会社に自社の状況を開示することになるため情報漏えいのリスクが高まりますが、うまくいけば有利な条件でスポンサーを確保できます。
スポンサーが見つからないときの対処法
スポンサーが見つからないときは、自力再建型に切り替える必要があります。債権者との交渉や調整などには専門知識が必要なため、弁護士のサポートを受けることが大切です。
また、スポンサー探しにつまづきそうな場合は、あらかじめ弁護士に相談しておくことでスポンサー探しや選定などのアドバイスを得られ、会社の不利益を最小限に抑えられるでしょう。
| 探し方 | メリット | デメリット・リスク |
|---|---|---|
| 相対交渉 (直接交渉) |
・情報漏えいのリスクが低い ・迅速に話を進めやすい |
・比較対象がないため、条件が適正か判断しにくい ・候補先が限られ、見つからない可能性もある |
| 入札 (ビッド) |
・複数の候補から最も良い条件を選べる ・公正性、透明性を担保できる |
・多くの企業に情報を開示するため、情報漏えいのリスクが高まる ・手続きに時間がかかる |
まとめ
民事再生におけるスポンサー型は、スポンサーからの資金援助によって再建を目指す手法です。状況が悪い会社のスポンサーになってくれる企業を探すのは難しく、また不利な条件を承諾せざるを得なくなる場合があります。民事再生を検討している方は、自力再建型かスポンサー型かを問わず、弁護士のサポートを受けることが大切です。
民事再生について自社の不利益を最小限に抑えつつ再建を目指したい方は、梅田パートナーズ法律事務所までお気軽にご相談ください。
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弁護士ご紹介


西村 雄大
弁護士の西村 雄大と申します。これまで「弁護士」という職業は、一般的にどこか取っ付き難い職業として認知されていたのではないかと思います。
今はインターネットなどを通じて、ある程度の知識は誰でも取得できるようになりました。法律に関しても同じです。
このような時代だからこそ、弁護士に頼んでよかったと思っていただけるよう、プラスアルファの情報・一つ上のサービスを心掛けて対応します。

弊所代表弁護士の西村雄大が「法人破産」に関する書籍に著書(共著)として参加し出版しております。
経 歴
- 2010
- 京都大学 卒業
- 2012
- 神戸大学法科大学院 卒業
- 2012
- 司法研修所
- 2013
- 弁護士 登録
- 2014
- 中小企業診断士 登録
- 2014
- 梅田法律事務所 設立
- 2015
- 経営革新等支援機関 認定
- 2017
- 梅田パートナーズ法律事務所 改称
著書および論文名
- ・著書(共著):法人破産申立て実践マニュアル(野村剛司 編著/青林書院)
- ・法学セミナー平成26年10月号「倒産法の魅力と倒産法の学修」
- ・物流業界の未来を創る雑誌「物流新時代」にて「西村弁護士の法律相談室」を連載
テレビ出演
・2025年 日本テレビ様のnews zeroにて「脱毛サロン“ミュゼ”「解散を決定」」についてリモート出演しました。
・2025年 日本テレビ様のnews zeroにて「脱毛サロン“ミュゼ”休業「給料未払い」」についてリモート出演しました。

提供元:日テレNEWS NNN
・2025年 関西テレビ様の「newsランナー」にて、「ミュゼプラチナム従業員が破産申し立て」についてコメント出演しました。
・2024年 関西テレビ様の「ドっとコネクト」にて、「アリシアクリニックの破産」についてリモート出演しました。
・2024年 日本テレビ様の「news zero」にて、「アリシアクリニックの破産 利用者への返金」についてコメント出演しました。
・2024年 MBS 毎日放送様の「よんチャンTV」にて、「船井電機 突然の破産」についてコメント出演しました。
・2022年 MBS 毎日放送様の「よんチャンTV」にて、「スーパーマーケット ツジトミの倒産」についてコメント出演しました。
事務所概要


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